話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選
今年もaninado様が主催する話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選に参加させていただきます。
ルールは以下の通り。
■「話数単位で選ぶ、2024年TVアニメ10選」ルール
- 2024年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
- 1作品につき上限1話。
- 順位は付けない。
今年の私のチョイスは以下の通り。
- 悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~ 第2話「裏ボス、実力を見せる」
- ゆびさきと恋々 第1話「雪の世界」
- この素晴らしい世界に祝福を! 3 第2話「この笑わない少女に微笑みを!」
- ガールズバンドクライ 第9話「欠けた月が出ていた」
- この世界は不完全すぎる 第2話「芳賀マコト」
- 菜なれ花なれ 第7話「ハイカラ×バンカラ!」
- 負けヒロインが多すぎる! 第4話「負けヒロインを覗く時、負けヒロインもまたあなたを覗いているのだ」
- ダンジョンの中のひと episode.11 守らぬものたち
- 小市民シリーズ 第6話「シャルロットだけはぼくのもの」
- アオのハコ 第5話 「水族館」
悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~ 第2話「裏ボス、実力を見せる」
ユミエラが悪目立ちしすぎて、本来スポットライトが当たるはずのアリシアが全然目立たないのも面白いし、 本来主人公サイドのはずの3人が全員感じ悪すぎて笑ってしまった。面倒くさがりながらも、一人ずつ容赦なくフルボッコにしていくユミエラの姿が、完全にテンプレ的な展開だとわかっていても妙にツボだった。
ラストのブラックホール演出からEDへの流れは完全にホラーだったが、EDの萌え萌えダンスでプラス1000000点です。
改めて見返すとパトリックがちらほら映っているが、当時の彼はどんな気持ちでこれを見ていたのだろうか…
ゆびさきと恋々 第1話「雪の世界」
雪ちゃんが抱えているハンデをネガティブなものとして表現するのではなく、コミュニケーションの多様性(Line/読唇/手話)として表現しているのがとてもよかった。 特にラストのシーン、逸臣さんが初めて覚えた手話でやり取りをする微笑ましさだったり、全身使って嬉しさを表現している雪ちゃんetc… このラストの雪ちゃんがはしゃぐシーンに心掴まれたオタクはきっと私だけじゃないはず。
障害をテーマにした作品と聞いて説教臭いストーリーだったら途中で脱落しちゃうかも…と思いながら視聴を始めた本作だったが、全体的な優しい雰囲気ももちろん、ころころ変わる登場人物の表情やデフォルメ時とそうでないときの緩急も私好みで、視聴継続を決められた1話だったと思う。 雪ちゃんがMecha MOEだしね。
1話の時点では「アニメの悪い男から糸瀬雪ちゃんを守護る2024」だったけど、話が進むにつれて「まあ、逸臣さんなら…」ってなっていくのがこの作品のすごいところ。そもそも逸臣さんは悪い男ではないけど…
この素晴らしい世界に祝福を! 3 第2話「この笑わない少女に微笑みを!」
このすば、新シーズンごとにどんどんクオリティが上がっていてすごいね。 このすばはとにかくハイテンポでどの回も一話あたりの情報量が多くて満足度が高い。その中で選んだのがこの2話。
ついに登場した新キャラのアイリス王女。原作未読だったので当初のカズマが思っていた通り「外の世界のことを教えて!」系のキャラかと思いきやベタな王族的な失礼なやつからの~ラストの萌え萌えで二萌三萌(二転三転)。カズマさんが王女様に庶民サンプルとして連行された件のアイリス様のmps(moe per second)は今年一番の数値を叩き出していた。
この回はいつものようなギャグをやりつつも、仲間への思いやりが描かれていたのがとても良かった。 過去のシーズンでもカズマへの信頼が描かれるシーンは何回かあったと思うけど、この地の最大権力者(の娘)に対して、あそこまでの行動を取れるダクネスがとても良かった(裏で我関せずとほぼシュワシュワ飲んでダラーっとしてるアクアもそれはそれでいい味…)
個人的にはダクネスは思い入れはなかったけど、この話だけでなく、この3期を通してとても好きなキャラになったと思う。
ガールズバンドクライ 第9話「欠けた月が出ていた」
居住歴のあるところがアニメに出てくるだけでテンションが上がってしまう。
8話が今作の最大の見せ場であるのは誰も文句がない一方で、個人的には各キャラの個性が垣間見える+智ちゃんの掘り下げがあるこの回をチョイス。
智ちゃんの物言いはおっさんに片足突っ込んでる身からするともっと言い方…と思う一方で、これが彼女のロックだから譲れないんだという眩しさもある(全然話の流れと関係ないけど15,16歳で今の生活してるのすごい…)
今も昔も智ちゃんの他者への厳しい要求は本気だからこそのものだし、一方でその厳しさで過去にバンド解散の引き金になってしまったこと、そして今回も壊してしまうのではないか恐怖も抱えているのもわかる。
でも仁菜という存在がロックそのものというか、今までの話からも分かる通り本音・本気でしか生きられないのが彼女の人間性で、実は仁菜こそが智ちゃんにとって必要な存在だったってことがわかるこの回はめちゃくちゃいい。
8話では桃香と仁菜、そしてダイダスとの関係に焦点が当たっていたと思うけど、この回で智ちゃんに踏み込むことではじめてトゲトゲ全体として完成(?)した感じが出てきた思う。
この回から少し仁菜って丸くなったというか、智ちゃんをはじめとする他に目を向ける余裕が出てきたように見える。まあでも智ちゃんが年が近くて可愛いから愛でてるだけにも見えるか。
この世界は不完全すぎる 第2話「芳賀マコト」
第1話では世界観の説明がメインに据えられていたが、2話ではこの作品の設定をフルに活かしたギャグ・戦闘シーンが多くてよかった。
デバッグ作業で顔をこすり当ててながら、壁の判定を確かめるハガたちにNPCがドン引きしているのは個人的にツボだったし、戦闘シーンではクソやばい状況からデバッグ作業で見つけていた判定がない地形を利用した戦法で逆転勝利するのはキャラと世界の設定を上手く活かしてるなーと感心させられたシーンだったと思う。
それにしてもバグを利用してゲーム内の虚空に永遠に落とされる倒され方をした敵さんはいったいどうなってしまうのだろうか。 SAOと違ってゲームオーバー=死みたいなはっきりしたものはなく、意識ある限り永遠に落ち続けるわけだから…。
実際にゲームを作っている人からするとツッコミどころが多い作品なんだろうけど、素人目にはなかなか面白い一話だった。
菜なれ花なれ 第7話「ハイカラ×バンカラ!」
居住歴があるところがアニメに出てくるだけでテンションが上がってしまう2.
居住歴というかここに出てくる鷹ノ咲高校と御前嘴高校(の片方)は完全に私の母校の話で、二校間の関係とノリとか略称が完全にまんまで笑っちゃった(唯一の違いはリアルは女子校ではなく男子校であること). 当時の空気感とかノリとかを思い出しちゃって懐かしい気持ちに。当時は個人的にはそこまで両校のライバル関係とかには興味なかったけど、競技会で負けているとシンプルに悔しかったなーとか思い出したりしてた。
リアルにおけるイベントの競技会の実行委員会なり応援団は少なくとも私の時代は本当に熱血かつ競技会に命をかけているような人たちだった。ひどいときは生徒会長も実行委員の回し者で生徒会選挙の公約もどうやって勝つかみたいな話ばかりしていた印象がある。
上記の個人的な思い入れは別として、話としてもかなり良かった。7話はPoMPoMsのメンバーの中で何故かオタク受けがいい大谷穏花さん回。穏花さんはマイペースとまではいかないまでも自分のリズム重要視していて、心が揺さぶられるのが苦手と作中で度々言っていたのが印象的。
応援そのものも他のメンバーに比べると少し否定的な感じで、勝敗は選手自身に依るものであって応援のせいで負けている的な言説に納得できないのはまあわかる(けど、応援する側がそれを言うのは…)
ただそんな穏花ちゃんが応援で力を得ているような試合展開と選手の姿を通して、自分なりの応援の意味を見出していく姿がしっかり描かれていている良い回だった。
「きゃつらが花なら、我らは菜だな」
意外なキャラがさらっとタイトル回収っぽいこと言ってたね。
ちなみにリアル競技会だと相手方の応援してたら間違いなく裏切り者扱いされていじられます。
負けヒロインが多すぎる! 第4話「負けヒロインを覗く時、負けヒロインもまたあなたを覗いているのだ」
この回ではぬっくんも負けヒロインでした…ということが語られがちだが、個人的には小鞠ちゃんの線香花火のシーンがめちゃくちゃ好きで未だによく見返している。実は部長と古都先輩が両思いでまさに「戦う前から負けている」状態だったわけだが、落ちる線香花火の火とともに小鞠ちゃんの「部長が付き合うかどうか考えてくれたから、一瞬だけ古都先輩に勝った」って発言と表情がもうね…。
実は私はこの作品以外でも振られた女・泣いてる女に対してイイ…みたいなことを思っていて、もしかして振られてる女見るのが好きなのかもしれん。終わってる性癖がまた発覚してしまった。
ダンジョンの中のひと episode.11 守らぬものたち
ゴスロリのベルちゃん萌え!!(フォントサイズ2000%)
この作品はゆるふわな雰囲気を出しつつも容赦ないところは容赦ないという展開が持ち味の一つで、特にこの回はそれがよく出ていたと思う。
ダンジョン運営は父親からの引き継ぎでやっているだけという設定である一方で、そういうこと(プレイヤーキル?)を許さない彼女なりの矜持があるのが見れた良い回だった。 戦闘シーンで相手を許す気がさらさらないという無慈悲さもしっかりと伝わってきたし、ゆるふわな絵柄でがっつり血が出るというギャップもよかった。
細かいところだとゴーレムの戦闘シーンや僧侶ちゃんにシッシと手振りするのもかわいい。実はこういうマスコットキャラみたいなやつが好き。
俺がゲームをしないからかもしれないが、仲間殺しを進んでする理由はここでは明かされなかったけど、性癖ってことであってます?
ちなみにこの作品はアニメ見てから原作買いました。これはSNS上で定期的に言っていることだけど、原作5巻の泣くベルちゃんがまじでいいです。
小市民シリーズ 第6話「シャルロットだけはぼくのもの」
小佐内スイーツセレクション・夏!!(フォントサイズ3000%)
この回マジでくだらないけど、普段は謎を解く側の小鳩くんが犯人側(?)になるという点で面白かった。米澤穂信はこういう日常から意味不明な推理要素(?)を作るの本当に上手いな…。 小佐内さんが小鳩くんを詰めていくシーンがまじでホラー。食い物の恨みは怖いとはよく言ったもので。
それにしてもティッシュで汗拭いていただけでシャルロットが3個あったって推理にたどり着くのは流石に怖いね。 小佐内スイーツセレクション・夏には俺が付き合うので小鳩くんのことは勘弁してあげてくれ。
アオのハコ 第5話 「水族館」
お前はチーと雛ちゃんどっちが好きなんだよ(修学旅行の夜)。ちなみに私は先輩と蝶野さん一本でいかせていただいております。
大喜と千夏先輩の水族館デート。先輩の「アオ」のワンピースは流石に狙いすぎだろと思いつつもMOE、いや可愛い…と思ってしまった。やっぱり先輩強すぎる。 ワンピースもさることながら水族館の「アオ」がやっぱり印象的で、作品を象徴する回だと感じた。
後半Bパートので雛ちゃんと先輩の件、雛ちゃんは表面的には先輩に大喜の事をもっと知ってほしいということを言いたかっただけなんだろうけど、一方で自分が大喜との付き合いめっちゃ長いんだぞ!!という主張にも捉えることができる。雛ちゃんの大喜への無自覚な好意と先輩に対する嫉妬を表しているようでとてもよい。
それにしても雛ちゃん豊橋送り感が強すぎて、今後いい負け方をしてくれるのかはとても気になるところではある。 青ってオタク一般では負けの色なのにこの作品では赤(ピンク)で描かれる雛ちゃんのほうが負けフラグがすごいのはいいですね(?)。
次点
意外とある。
- ぽんのみち 東6局「合宿!」
- 葬送のフリーレン 第23話「迷宮攻略」
- ダンジョン飯 第2話「ローストバジリスク/オムレツ/かき揚げ」
- ダンジョン飯 第17話「ハーピー/キメラ」
- ゆるキャン△3 第1話「次、どこ行こうか」
- 狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF 第2幕「いたずら狼と笑えない冗談」
- 夜のクラゲは泳げない 第2話「めいの推しごと」
- 夜のクラゲは泳げない 第6話「31(サーティワン)」
- 変人のサラダボウル 第2話「ホームレス女騎士/はじめてのおしごと他」
- この素晴らしい世界に祝福を!3 第10話「この身勝手な花嫁に祝福を!」
- 無職転生~異世界行ったら本気だす~II 第18話「ターニングポイント3」
- 無職転生~異世界行ったら本気だす~II 第24話「嗣ぐ」
- 怪異と乙女と神隠し 第八怪「本と不倫と人魚姫」
- ガールズバンドクライ 第8話「もしも君が泣くならば」
- ワンルーム、日当たり普通、天使つき。 第10話「とわものえるも、勉強中」
- 菜なれ花なれ 第1話「抱え込み1回宙返り1回ひねり開脚一回伸身1回ひねり」
- 菜なれ花なれ 第4話「カポエイララプソディ」
- 負けヒロインが多すぎる! 第2話「約束された敗北を君に」
- 負けヒロインが多すぎる! 第7話 「ハッピーエンドの向こう側」
- 義妹生活 第3話「反射 と 修正」
- 真夜中ぱんチ 第3話「新メンバー加入でDEAD or ALIVE」
- 真夜中ぱんチ 第4話「次の企画の主役はwho?」
- 真夜中ぱんチ 第9話「お帰り。ここが今からあんたの実家だ!」
- 真夜中ぱんチ 第12話「Last Live Stream」
- ダンジョンの中のひと episode.3 氷狼の牙
- ダンジョンの中のひと episode.9 国王とダンジョンマスター
- 推しの子 第17話「成長」
- 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 第7話「嵐、来たる」
- Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season 襲撃編 第53話「ゴージャス・タイガー」
- 甘神さんちの縁結び 第10話「衣替え・心替え」
今年も10選書ける程度にはアニメ見れたし、自分らしい10選できたかなと思う。来年も10選くらいは書けるように心にゆとりを持っていきたいね。
以上です。